仏像

上野国立博物館で開催中の仏像展に、会期終了1週間前の土曜日である昨日、ようやく行けました。

今回の展示は、木彫りの仏像を集めたもので、作者の思いが、ある意味凝縮された像だといえるのかも。

第一会場は、繊細な彫りの小柄な仏像から。
中では、奈良国立博物館所蔵の十一面観音菩薩立像が、表情、立ち姿とも、じんと来るものがありました。

歩み進んで、今回の目玉とも言える滋賀・向源寺の十一面観音菩薩立像が現れます。
さすがに荘厳な姿です。

だけど、今回私の心を一番揺さぶったのは、円空、木喰(もくじき)という人たちが日本各地に残したという、より素朴な仏像たちでした。
技巧的には、荒削りですが、その分、作者の思いや地元の人たちの信仰の気持ちが籠もっている気がしました。
ふと、涙が流れそうになりました。

それにしても、やはり仏像は、美術品として集めて観るよりは、本来の場所である寺などを訪ねて観るべきだと痛感しました。
寺の静寂や暗さの中で、静かに自分の内面と対峙するために。


今、自分の内面に巣くう鬼を鎮めることがなかなかできずにいるので、せめてもの手段として、般若心経のミニ本と、干支の守り仏である普賢菩薩のミニ像を購入しました。
役立てるためには、日々修行でしょうが。
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by tom3.t | 2006-11-26 11:28
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