ライト・スタッフ

延べ3日間かけて、ようやく観終りました。

「マーキュリー計画」という、米国が宇宙を目指す(ソ連への対抗ですけどね)計画に参加することになった/参加しなかったパイロット達の話です。
事実を元にしていながら、パイロットの心理状態などを描いているので、中身はフィクションの要素が強いのかもしれませんね。

華々しい宇宙飛行士と、地味なテスト・パイロット。
彼らの道を分けたのは、本人たちの意思の違いだけでなく、学歴とか上司の覚えとかも絡んでいます。

印象的なのは、最初に打ち上げられた生物が「サル」だったことを笑うテストパイロットたちが、夜、馴染みの店で飲んでいる時、チャック・イェーガー(物語の主人公の一人)が騒ぎを抜けて、一人月を眺めるシーン。
実はここ、記憶に無いシーンでした。
その表情が、月を目指すことを選ばなかった彼の複雑な心情を表しているようで、これまでこの映画の解釈として「宇宙飛行士VSテストパイロット」という図式を描いていたことを修正せざるをえなくなりました。

あと、やはりテストパイロットたちがカプセルが回収できなくなった時の宇宙飛行士を揶揄する場面で、イェーガーが「危険を知っていて任務につくことはすばらしいことだ」というようなセリフを言うところ。
この後、イェーガーと奥さんのシーンで、奥さんが「昔の栄光にとらわれてひがむだけになったら、私は去る」という意味のことを言うのにつながるようで、物語の作りの良さを改めて感じました。

彼らの任務と自分の仕事を同列に語ることは不遜だけど、懸命に努力するということは、どういう場合にも大切なことだと思うから、それが今きちんと出来ていない自分を反省してしまいました。
と言って、明日から劇的に変われはしないでしょうけれど。でも少しも変わらなかったら、本当にバカですよね。きっと。
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by tom3.t | 2005-05-15 23:27 | 映画
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